画像集
アレルギースーツを装着させているところの動画です
http://www.youtube.com/watch?v=1YszyNSarHw&feature=player_embedded
猫の不動化はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=HluqnWDVMDA&feature=player_embeddedアレルギースーツ
食道に肉の塊がつまっています
寒冷凝集素
アブラコウモリ?
半陰陽?
膝蓋骨脱臼
感受性試験
肥満細胞腫
レントゲンでの映り方
ヘモバルトネラ
人気犬種チワワの赤ちゃん。
頭部頭蓋骨と皮膚欠損が5頭中3頭に見られました。
水頭症の奇形が多い犬種ですが、このようなかわいそうな子犬も生まれてくるんですね。
この小犬たちはやむなく安楽死を選択しました。他の子犬たち、この母親も繁殖制限するほうが良いでしょうね。前眼房出血
一応ステロイドとアトロピンの点眼で出血は治まりました。(感受性試験)
私が使用している寒天培地です。
1パック10個入りです。
感受性培地に綿棒で、例えば耳垢を取って塗り、感受性ディスクを置きます。
感受性ディスクは病院で使用している抗生物質の物を用意します。
これは、夏に感受性試験を行ったもので、室温放置し1日経過したものです。
これだけでも、ディスクの周りの円の大きさは分かりますね。
本当は37℃で培養するのですが、夏は大丈夫みたいです。
この症例は外耳炎で、使用していた抗生物質よりもST剤の方が効くようなので薬の変更を行い、改善しました。
結構簡単なので、あれ?おかしいなと思ったら積極的に使用しましょう。コストも気軽に実施できるものです。
長年、オーナーが気にしていた涙やけを、洗浄だけではすぐに再発するだろうということで目薬で様子を見ていましたが、一度涙管ブジーで涙管を拡張させる方法を実施してみる事になりました。
涙管ブジーです。
上から0−0、0−1、・・・と下に行くほうが太くなります。
私が使用しているのは株式会社イナミのものです。
本社:TEL03-3814-1731
東京営業所:03-3814-1735
名古屋営業所:052-704-2173
大阪営業所:0798-41-7232
九州営業所:092-504-1734
麻酔をかけて、涙管ブジーを小さいほうから順番に涙管に入れていきます。
涙管ブジーが手を離しても立っている状態(コツッと骨にあたる感触があるまで)まで入れます。
涙管に入らなくなる大きさまで入れて、涙管を拡張させます。
その後、留置針を入れて、ゲンタマイシン0.5cc、デキサメサゾン0.5ccを注射器に吸い、フラッシュします。
この処置を2週間後にもう一度繰り返します。
2週間後の写真です。最初の写真よりも若干よくなったように思えました。
4週間後の写真です。最初の写真よりもよくなったように思えましたが、完全になくなったわけでないので、もう1回行うか迷っています。
(提供:Dr.K)症例:シェルティー、9歳、体重10kg
愛称:チェリー
稟告:2,3日前から元気がなく、血尿が出るという事で来院しました。
現症:浅速努力性呼吸、意気消沈
最初の2,3年はフィラリア予防をしていたが、その後はしていないとのこと
ちょうど来院時に排尿したので、直接鏡検で赤血球が見られず血色素尿と判明
聴診で心雑音を確認。
診断:フィラリアによる大静脈症候群
血液検査:
HCT:41%
GLU:93mg/dl
BUN:45.2mg/dl
CRE:1.0mg/dl
TP:7.8g/dl
GPT:86U/l
血液を遠心分離を行った後の血清部分は溶血で真っ赤になっています。
術前処置&麻酔方法:
フロセミド3mg/kgI.V.
アセプロを0.125cc投与
ケタミンを0.5cc投与で導入
気管挿管
術中は酸素のみで維持しました。とても浅い麻酔にもかかわらず、チェリーは我慢してくれました。切開部に局所麻酔の投与も良いかもしれません。
心雑音がなくなるまでブラシで吊り出しました。ブラシで取り出した犬糸状虫29匹です。
術後点滴開始
抗生物質投与
【Case No2】
●ペルシャ猫(1987.12月生まれ)雌 避妊済み<BR>稟告:3日位前よりイカを与えていた。昨晩より嘔吐(5〜6回)食欲低下、元気普通。水は良く飲んでいる。<BR><BR>第1病日:腹部触診にて小腸に異常と思われるマスを確認。プリンペランとタガメットの注射処置<BR><BR>第2病日:嘔吐はおさまったがぐったりしている。水は飲んでいる。
<BT><X-ray><BR>BUN:48.1, Glu:298, Cre:1.4, NH3:31, ALP:58, GPT:117, ALB:3.1, Ca:9.4, P:3.7, T-cho:129, Na:145, K:3.6, Cl:104, PCV:43%, WBC:19900, TP:8.0g/dl
さて、この時点でどのようにアプローチしていくか・・・<BR>次に来る検査?処置等はどのように
コメント:私は最初の時点で(腹部触診にて)腸重積かな〜?って思っていたので、いずれにしてもオペするつもりで挑んでいたのですが、やっぱりそうでした。
<投稿>
高血糖は、ストレス性でしょうか?尿糖でも、確認しときたく思います。点滴で、脱水、電解質補正しながら、腹部触診でのマスに関して、追求してみては、どうでしょう?造影検査や、エコー検査で。
膵臓疾患??
胃腸のガス像が気になりますが、循環器系は、大丈夫ですよね?高齢なので、甲状腺機能も、気になりますが・・・。マスを触知しているのですから、こちらがどういう物かデータを集めてみてはどうでしょうか。未消化のイカだったり・・?ごめんなさい。とりわけ、色々調べて答えてませんので、こういうふうに考えている者もいるのだなと、いう程度に参考にしてください。
・閉塞部位より近位に位置するガスを含有した腸の長さから閉塞位置を推測できる事が多い。閉塞部より遠位の腸は何も含有していない。
・単純X線写真上で、明らかに拡張した腸陰影が認められる場合、この様な症例に造影検査を行っても治療方法に関する有意義な情報は得られない事が多く、動物に苦痛を与え、また嘔吐を引き起こして外科的処置を困難にすることもあるため、この様な症例には造影を行わずに試験的開腹を行う。
・急性腸閉塞を発症した動物にバリウムを投与すると、拡張した腸内で、バリウムが液体と混合され、閉塞部位まで達しない事がある。このような検査では、診断的価値のある情報はあまり得られない。
・通常、腸重積を確認するためには造影検査が必要である。腸重積が疑われる場合、バリウムの経口投与より注腸投与の方が良好な結果が得られる。
【Case No.1】についてのコメント集
●DLE、円盤状紅斑性狼創ではないでしょうか?
寄生虫やその他の感染症をネグッてください。アレルギーも鑑別するべきでしょう。
他の部位や前進的問題もあるようならば、さらに重篤な免疫介在性皮膚疾患も考えられるでしょう。
では、また。
●いつも、週間V-magazine楽しく見させて頂いております。
さて、症例検討について、自分なりに思うことを投稿させて頂きます。
2000年から、慢性的に続いているとのことなので、色々な対応をしてきていることと存じますが、症状はあの部位だけなんですよね?掻痒などは認められるのでしょうか?鼻梁の病変だけみると、円板状エリトマトーデスを疑います。この疾患で鑑別しなければいけないものを、除外してみてはどうでしょうか?皮膚生検が有用と、本には書かれておりますが、この部位って、生検しても大丈夫なんでしょうか?せめてスタンプで検査してみては?
治療は、抗生物質(タリビットまたはセファレキシン)、プレドニゾロン1-2mg/kg.sid、約半数はプレドニゾロンだけでは劇的な改善がないそうですから、その場合、イムラン(アザチオプリン)1mg/kg.sid、そして、一応直射日光を避けて頂く。それでもだめなら、レクチゾール(ジアフェニルスルホン酸)1mg/kgというのは、どうでしょう?そのほか、ニコチン酸とビタミンEの合剤(ニコチン酸トコフェロール)200mg.sid-bid、ステロイドの外用、勉強会のメモにはテラマイ500mg+ニコチン酸アミド500mgを3分割にして投与(体重10kg以上)、10kg以下のものには、その半量(各250mgの調合)を与えると、インターロイキンを抑制するため、抗炎症作用があるそうです。これでも、改善なければ、最後の手段にシクロスポリン3-5mg/kgとありました。でも、完治を目的とした積極的な免疫抑制療法を行うと、副作用が出やすいようなので、治療に入るにあたって、飼い主さんとのインフォームドは重要に思われます。
今回、この病変部だけを見て、頭に浮かんだことを投稿させて頂きましたので、その他の所見も、十分検討する必要はあると思います。
個人的に、気になるのが、この部位の生検です。どのくらいのサイズの生検用トレパンを使うのか?あるいはスタンプだけでも、診断可能なのか?とても知りたいです。是非、ご教授ください。
最後に、これからも頑張ってください!応援しております!
●病理検査所で聞いてみたところ、出血がひどいですが、鼻梁の色素が抜けている場所とそうでない場所の境目を最低4mmのパンチで採取するそうです。スタンプでは駄目なようです。ただしこの場合出血と跡が残るために躊躇される方も多く、その場合、治療的診断となることもあるそうです。