MEMO
- モニターで、無呼吸状態となって10分以上経ってから心電図、血圧に変化がみらるそうです。
- 人工呼吸器を長時間使用していると末梢肺胞が縮まってくるそうで、10−15分後とに用手バックで肺胞を広げてあげなければいけないそうです。
- 隅角検査法
Direct goniolens:角膜サイズやカーブを変えないので良い。
Indirect goniolens:その他眼底倒像検査に使用される20Dの非球面レンズを直接角膜にあてて行う。
手順
1.患畜を診察台にのせ、リラックスさせ、上向きに座らせるか、伏せの姿勢にする。必要ならキシラジンを投与するが、これは瞳孔サイズにほとんど影響を与えない。
2.点眼麻酔点眼(ベノキシール0.4%)
3.レンズを角膜表面にあて、レンズと角膜の隙間に1%メチルセルロース(スコピゾル)または、2.5%隅角検査用軟膏を入れる。レンズと角膜間に空気が入っていないのを確認する。
4.拡大鏡または検眼鏡を用いて4方向の前房角を検査する。
緑内障によくある角膜白濁により隅角検査が行えないことが多い。
正常眼も必ず検査する。- 涙のメニスカス:アカンベーをしたときに、下眼瞼の裏に水溜りができるかどうかで、シルマー試験をするかしないか決定し、シルマー試験実施前2時間は、点眼すると値が不正確になる
<5mm:KCS 5mm〜10mm:疑い- 麻布大学では、KCS治療でサンディミュン点眼液を、サンディミュンカプセル(25mg)3個、局方オリーブ油5mlオートクレーブ済み)を1日2回点眼しているそうです。
- FLUTDの原発要因として細菌感染は全症例の2%以下だそうです。
- ワクチンによるアナフィラキシーの治療には、ステロイド、抗ヒスタミン、輸液、エピネフリン
- イギリスでもペルシャ猫系の、多発性嚢胞腎の有病率は約50%だそうです。
- ヘミラミするとき、わかっていてもどの椎間か自信が持てないことがあります。そこで私は、手術前に23Gの針を切って深く刺し、もう一度レントゲンを撮ります。そしてその針を目印に手術をしてます。これで勘違いを予防できます。
- 脊髄造影時、髄液が出てこない場合造影液を少し入れてレントゲンを撮り確実に入っていることを確認の上、全量入れて再撮影します
- 乳腺腫瘍:細胞診で良性か悪性か分からない(人では可能)、腫瘍か炎症かは分かる。
- ピロキシカムで扁平上皮癌が治るという報告がある:癌の中にFOXレセプターがあるためでリンパ肉腫でもFOXレセプター持っているものがある。遺伝子診断でバキソのみの治療が可能になる時代が来るかもしれない?
- Vet MailというHPで(http://www.vet.ne.jp/index.html)獣医師限定無料アドレスを入手できます。新規登録で必要事項を入力すると自分で決めたアドレスが作れます。そのアドレスにきたメールを今使っているサーバーに転送指定すれば、もしプロバイダーが変更になっても〜.vet.ne.jpのアドレス転送先を変えるだけでよいので、いちいちアドレスが変わったよというお知らせをしなくてすみます。
- 乳腺全摘後の疼痛:マーカイン0.2%1〜2mlを皮膚とじる間際(10分前ぐらい)に皮下組織へ注入すると痛がらない(心毒性あるので血管には絶対入れないこと)
- 肥満細胞腫:ヘマ管のバフィーコート中に肥満細胞が出てれば末期。
- アトピー症例中、耳だけに病変が出現する症例が2割あります
- @プレドニゾロン1-4mg/kg投与してもCD4/CD8比は影響を受けない。グルココルチコイド投与後Tリンパ球サブセットのCD4+.CD8+両者にほぼ均一に一過性の減少が見られる。
Aプレドニゾロンは量をあげると深い免疫抑制になるのではなく、長い免疫抑制になる。
Bプレドニゾロン犬猫での使用上の原則
生理的維持量0.3mg/kg
抗炎症量0.5-1.0mg/kg
免疫抑制量2.0mg/kg以上
Cグルココルチコイド力価調節
プレドニゾロン1
メチルプレドニゾロン4/5
デキサメサゾン1/10
(但し、ショックなどの緊急時には非常に高用量を使用することも可能)
D眼の色素沈着シクロスポリンで改善するものもある。- 趾端を舐めて茶色になる症例がいますが、マラセチアの増殖により分泌さえる酵素が原因で、ケトコナゾールで、痒みがなくなり、色が薄くなるようでしたら、投薬を続けるのが良いようです。
- 飛行機でペットを運ぶとき、ペットは、人と同じ温度の部屋にいるんですって。
荷物と一緒で凍えることはないのですね。- 子宮脱を用手で整復した後に、オキシトシンを体にあわせて5−20U筋注し、収縮させるんですね。
- 8月20日のThe Japan Timesに、東北大学のグループの研究で、「コンピュータゲームが脳の発達を阻害する」という記事が載っていました。とくに、二十歳までは発達する前頭葉にとくに影響を与えるようです。男の子はゲームをしちゃ駄目ですよ。ただでさえ女性のほうが、賢いというのに。さらに差がつけられてしまいます。タバコ、お酒、コンピュータゲームは二十歳を過ぎてから、ですね。(田子屋:どうぶつのお医者さん事件簿から抜粋)
- アドリアシンが皮下に漏れたときに起こる、皮膚の脱落の治癒は大体3ヶ月かかるそうです。使用するならば、DMSOは10%で局所塗布が良いそうです。
- 人の乗り物酔いには、ショウガ(ジンジャエール、ショウガあめ、ショウガ錠)が効くそうで、同じように犬にも効くそうです。胃を安定させるそうです。乗り物に載せる前には、ほんのちょっとの食餌を与えると良いようです。
- メスの避妊手術は、優性攻撃性と食欲が増すそうです。小さい時に攻撃性がある犬は、成犬になって落ち着いてから避妊手術をする方が良いのかもしれません。そして、年齢に関係する認識障害は不妊している犬の方が進行するようです。
- 臭化カリウムは、水に溶かしても、飲みやすい様に味付けをしなければ、少なくとも1年は安定しているそうです。先に大量に作っておいて処方しても大丈夫みたいですね。冷蔵保存はしなくても良いみたいです。
- 非ステロイド性鎮痛消炎剤の長期投与はもちろん、短期投与でも乾性角膜炎を起こす可能性があるので、気をつけましょう。STT、サイクロフォスファマイドの使用
- カリシウイルス株って40種類近くあるのですね。だからワクチン接種を行っていても、罹って来院する子はいるのだ・・・
- 出産後の子宮の治癒は、12週かかるそうです。それ以降ですと、出産しても大丈夫だそうです。
ですから、出産後、、1年おいたほうがいいとか言うのは、迷信の類かもしれませんね。- フィラリア寄生犬に対するイミトサイドの2段階駆虫では、第2回目に合併症が起きることが多いといわれています。
そこで、Dr. Bob Rogersによると数カ月おきに1回ずつ、計3回注射することで完全駆虫できると報告しています。
まだ、文献としては報告されていないようですから、どこまで本当かわかりませんが、ハイリスクの場合には、期待できるかもしれませんね。- 近々、注射針のない皮下注射器が発売されるそうです。たのしみですね。
- ゴム状異物って腸管に長く留まっていると石灰化を起こすそうですね
- 穿孔が疑われる消化管造影には、オムニパーク240を3倍希釈で使用しているそうです。